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スリランカ紅茶

スリランカ紅茶

スリランカ紅茶は、セイロンティーとも呼ばれています。どちらもスリランカで作られた紅茶の総称で、国の名前が変わったことで2つの呼び方で呼ばれることが多いのです。世界第三位の紅茶生産量を誇るスリランカ紅茶。実は私たちの周りでも沢山飲まれているんですよ。


スリランカ紅茶とは

歴史

インド半島の南東に位置する島国、スリランカ民主社会主義共和国で作られる茶葉を使った紅茶を「スリランカ紅茶」と呼んでいます。現在は国名がスリランカ民主社会主義共和国ですが、19世紀中ごろには島の名前から国名をセイロンと呼んでいました。18世紀ころ、スリランカはイギリスの統治下にあり、コーヒーの栽培が盛んに行われていました。しかし、18世紀後半に昆虫によってコーヒー栽培が出来なくなったため、代わりに茶樹が栽培されるようになったのがスリランカ紅茶の始まりです。

タイプ

スリランカ紅茶はセイロン島で栽培・生産されています。セイロン島では数種類の茶葉が生産されていますが、栽培されている地域の標高によって茶葉のタイプを3種類に別けることが出来ます。標高600mまでの地域で栽培されている茶葉はローグロウンティー、標高600m以上1200m以下で栽培されている茶葉をミディアムグロウンティー、標高1200m以上2300mまでの地域で栽培されているものをハイグロウンティーと呼びます。

スリランカ紅茶の種類

ウバ

一番標高の高い地域で栽培されているハイグロウンティータイプで世界三大銘茶です。茶葉は黒味がかった褐色ですが、赤みのあるオレンジ色のお茶になります。一年中生産されていますが、特に8〜9月の季節風による雨季が終わった後に訪れる乾季のあいだに生産される茶葉は最高品質になります。この季節はウバ茶のクオリティーシーズンと呼ばれ、メンソールのような香りのある渋み、「ウバフレーバー」を持った茶葉が生まれます。


ヌワラエリア

ウバ茶よりもさらに標高の高い1800m以上の地域で栽培されている茶葉で薄い緑がかった茶葉です。渋みが少なく緑茶に似た味わいで、お湯を注ぐと薄い黄色味のあるオレンジ色のお茶になります。標高が高い地域で栽培されているため、朝夜の寒暖差が激しい1月2月と6月7月ころに栽培されたものの品質が良いとされています。爽やかな渋みが特徴のため、ストレートティーとしても日本人に馴染みやすいスリランカ紅茶といえます。


キャンディ

ミディアムグロウンティータイプのキャンディは、くせのない味わいが人気で日本でも紅茶専門店でよく見かけるセイロンティーの一つです。薄い赤味がかかった茶葉で綺麗な褐色のお茶になります。渋みは少なく豊かで芳香な香りがあるため、フルーツとも相性がよいのが特徴です。ストロベリーティーやバナナティー、オレンジティーなどを作るときに使われることの多い紅茶です。


ルフナ

スリランカ紅茶の中で一番標高の低い地域で栽培されているローグロウンティータイプで、より深い黒色をしている茶葉が良質とされています。小さな茶園で昔からの伝統的な製法で生産されているため、手作りの茶葉がほとんどというのも特徴の一つです。また、日本ではまだあまり馴染みがない茶葉ですが、イギリスや中近東の硬水で入れるとまろやかで深いコクが生まれるため、世界中で人気があり高価で取引されるようになりました。